BMI値

中高年になると基礎代謝が落ち一日に必要なカロリー量が減少するが摂取するカロリー量はかわらないためエネルギーがあまり肥満になりやすい。お腹周りが大きくなり二段腹、三段腹になるいわゆる中年太りになりがちだ。肥満を防ぐためには摂取カロリーを抑えるかウォーキングなどでエネルギーの消費を行う必要がある。

健康を維持するためにはまずダイエットの基本を理解しておくことが大切だ。

まず、自分の肥満度を把握する必要がある。肥満の指標としては体脂肪率BMIがあるが。BMIの方が客観的な指標になりそうだ。(BMI値=体重/身長(m)/身長(m))

BMIは22が基準とされているが、一部の医療機関の調査ではやや肥満の25から30の内、25に近いひとの方が22を下回る人よりも寿命が長いとされている。22から25の内で自分の理想とするBMIを設定するのが良いと思われる。ちなみにBMI30を超える高度肥満はアメリカが30.6%に対して日本人は3.2%と約10分の一となっている。
つまり、国際的な基準で考えると日本人の97%は肥満を気にする必要がないと言える。

一昔前は理想体重なるものがあった、これは身長(cm)から100を引いた値に0.9をかけて得られる。

小学校で体積の計算をした事があるだろうが。箱のようなもので考えると体積は高さ(身長)×幅×厚さで計算される。相似形で考えると身長の3乗に比例するのは明らかだ。体重は体積に比例すると考えられるので相似形(の体型)の場合体重は身長の三乗に比例すると考えるのが適切だ。

BMIの場合は身長の二乗、理想体重の場合は1mを引いた後で身長の一乗で計算されており、著しく矛盾した計算式になっている。

身長170cmで考えるとBMI22は体重63.6kgで理想体重は63でほとんと同じになる。これはBMIにしろ、理想体重にしろ170cmの人の体重は約63キロが理想と言う(たぶん)統計データから出されたものだと思われる。

BMIで考える場合、身長がきわめて大きい人はBMI値は少し高めが良く、小さい人はBMIはより小さく維持する必要があると言える。

いずれにしてもBMI25程度は自身が納得するならば(見た目はべつとして)健康上全く問題ないレベルであると言う事を理解しておく必要がある。